人文学と法学、それとアニメーション。

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ギャグマンガの矜持――『銀魂 THE FINAL』覚書

1月11日になりますが、『銀魂 THE FINAL』、観てきました。

 

見廻組編あたりから原作も追えてなかったわけですが、銀さん(と長谷川さん)にあこがれ、また『歌舞伎町四天王篇』『紅桜篇』『吉原炎上篇』などを繰り返し見、また和ロックと組み合わせたMADを楽しんできた身としては、まあ物語を終わらせておく必要があると思ったので。

 

第1幕でこれまでの振り返り、第2幕で本編、第3幕で目覚めた未来のタマの目から見た現代の東京・・・という三部構成。

 

第1幕はドラゴンボール、ワンピースなどのパロディ全開で、しかしまあまとめとしてはよくまとめられていたかなぁと。

 

第2幕は本編で、銀さん、ヅラ、高杉は本当強いなァと。そして、神楽新八お妙さん近藤土方沖田に松平坂本さっちゃんツッキー信女とまあフルキャストで、祭り感が大変良かった。

高杉のラストは、まあもうこういう形しかなかったかな、という感じ。

 

第3幕は、結局、銀さんたちが繋いだ「未来」の話で、かなり寂しくなったのであるが、そこはギャグマンガ、よくわかってらっしゃった!何のことはない、長谷川さんが(!)酔った妄想をタマコの記憶として吹き込んでいただけだった。笑 

 

ギャグの本質は喜劇であり、であればギャグマンガはやっぱり、笑って終わらないとね!

 

ところどころくどい(桂のギャグと、特にラストのゴリラこと空知の銀魂先生の下りはくどすぎる。笑)のであるが、しかし、そこも含めて、ああ、『銀魂』なんだなぁと。

 

これからも元気がなくなったときに観て、心から笑い、そして銀さんのように一番苦しいところでも筋を曲げないように生きていきたいと思う。