人文学と法学、それとアニメーション。

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『百花』覚書

結局、認知症で母の記憶が消えていくなかで、最後まで残っていたのは小さかった息子と見た「半分の花火」だった、つまり、それは一回自分を捨てた母といえど、やはり一番大切だった思い出は自分との思い出だったのだ、と菅田将暉が認識した、という話でいいのかしら。

 

認知症患者の世界認識としては、あの万引きをしたスーパーのときの認識はリアルだと思った(徘徊の前提になる世界認識)。