人文学と法学、それとアニメーション。

人文学と法学、それとアニメーション。

救いようがない者をこそ──『劇場アニメ「らくだい魔女 フウカと闇の魔女」』覚書

まずは設定の棒読みの連打はアニメーションの否定である。

 

他方で、フウカやカリンの表情など、アニメだからできる描写もあった。

 

カリンのチトセに対するドギマギ感がとてもよかった。笑

 

またストーリー全体はよくまとまっていたように思う。

 

闇の魔女の逸話についてのやや入り組んだ設定から、メガイラを単に封印するだけではなく、救済できるかどうかが一つのポイントであったが、フウカはそれを成し遂げた。

 

やっぱりメガイラはかわいそうだよな、今は害をなしているとしても、そうなってしまうのはわかる…

 

メガイラとフウカの紙一重の結末。人を信じることの難しさをあらためて考えさせる作品だった。