人文学と法学、それとアニメーション。

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2020-05-02から1日間の記事一覧

(憲)法学における通貨政策の位置づけ――片桐直人「憲法と通貨・中央銀行法制に関する一考察(一)(二)・完」法学論叢158巻1号94頁以下、3号111頁以下

片桐直人は我が国の(憲)法学における「通貨」の位置づけ及びその政策の憲法的統制について初めて手をつけ、そして現在もおそらく一人で走っている憲法学者である。[1] その我が国における「憲法における通貨」論のはしりをなすのが本論文であり、これは我…