人文学と法学、それとアニメーション。

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2020-04-16から1日間の記事一覧

続・読んでいない論文について堂々と語る方法?―岡野誠樹「憲法-訴訟-法――違憲審査と訴訟構造の交錯――」国家学会雑誌133巻1・2号69頁以下

1 バイヤールの真意 本記事のタイトルは無論、ピエール・バイヤール〔大浦康介訳〕『読んでいない本について堂々と語る方法』(筑摩書房、2008)からである。 バイヤールの主張は(明示はされていないものの)実は大きく2つに分けられるように思われる。 ①…